マネジメントの世界で注目されている概念に、ティール組織があります。
ティール組織とは、怖れをベースにした管理型、目標達成型の従来組織とは違う、存在目的と全体性を重視した自主経営の組織です。
多くの会社が、ティール組織のような一人ひとりが全人格的に信頼し合う組織を目指して、研修をしたり、組織開発コンサルティングを導入したりしてきました。
しかし実際には、ティール組織のような本当に強い一体感のある会社はごくわずかです。
それはなぜでしょうか?
いろんな理由がありますが、一番の理由は、人の弱さと向き合っていないからです。
人は無限の可能性を秘めた素晴らしい存在ですが、同時に一人では弱い存在です。
自分で自分を律し、チャレンジし、壁を乗り越えられる人はわずかしかいません。
でも応援があれば、人は壁を乗り越えることができます。
仲間が応援してくれている、助けてくれる、その信頼があるからこそ、人はチャレンジを続けることができるのです。